SUMP「持続可能な都市モビリティ計画の策定と実施のためのガイドライン」

SUMP(Sustainable Urban Mobility Plans)策定ガイドラインの日本語訳を公開します。

2022.04.01
(一財)地域公共交通総合研究所では、EU諸国が活用しているSUMPガイドラインの独占翻訳権を得て翻訳作業を終えました。ここに、SUMPガイドライン日本語版を公表いたします。

持続可能な都市モビリティ計画(SUMP)は、2013年に欧州委員会で提示されたコンセプトで、同年、そのガイドライン初版も作成されました。欧州では、それ以前より、イギリス、フランス、ドイツ等で、持続可能な都市モビリティを目指した計画が策定されてきましたが、SUMPは、それまでの各都市の経験を踏まえ、欧州全域に向けた一つの指針として取りまとめられたものです。SUMPガイドラインはEU各国の公用語のみならず、域外の言語であるトルコ語、そして中国語にも翻訳されており、持続可能な都市モビリティの構築に向けた計画策定の方法として世界的に注目されています。

今回日本語に訳出したガイドラインは、2013年以降の技術革新やMaaSの登場といった新たな動き、各都市の取り組みを踏まえ、2019年に改訂された第2版です。日本においても地域公共交通計画の策定が努力義務化され、今後のモビリティの計画策定の参考になることが期待されます。

日本語版は、ウィーン工科大学柴山先生、関西大学宇都宮教授を監訳者として、(一財)地域公共交通総合研究所のメンバーである足達英一郎氏、今村朋範氏が日本語訳を担当しました。

「持続可能な都市モビリティ計画の策定と実施のためのガイドライン」

【訳者】
今村朋範(セクション1、セクション2・フェーズ1)
足達英一郎(フェーズ2・3)
町田敏章・長澤貫太郎(フェーズ4)(一般財団法人地域公共交通総合研究所)

【監訳】
宇都宮浄人(関西大学)
柴山多佳児(ウィーン工科大学)

【日本語版レイアウト】
服部徹/三上亜矢子(株式会社Loop https://www.loop-kk.com/

中部大学の酒井吉廣氏には日本語への翻訳にあたって幅広い助言を賜りました。

現在、PDFファイルにて公開しております。下記のリンクよりダウンロードしてください。
(今後細部の修正が入る可能性もあります)

Web閲覧用ファイル(6MB) 2022.06.01改訂版
印刷用高画質ファイル(64MB) 2022.06.01改訂版