松本 晃
『ゆたかな社会』を実現し維持していくために地域交通は欠くことのできない重要な要素だと思いますが、民間企業が営利事業として地域交通を運営していく上では、路線人口の減少等による輸送密度の低下が当該路線の廃止という問題に直結してしまいます。
人口が集中する都心部に暮らす人々には関心が薄い事柄かもしれませんが、人口減少と高齢化が進む郊外部においては地域交通が失われた場合の人々への物理的・精神的影響は計り知れません。厳しい財政制約の下、地域交通運営への行政支援にも限界があります。
そこで、国全体として地域交通の運行形態や最適なコスト負担の有り様を検討し、民間と行政がどのようなバランスで社会インフラたる地域交通を担っていくのかについてのコンセンサスを醸成していくことが急務だと考えます。
地域発展への貢献を仕事とする立場として、地域交通の望ましい社会的枠組みの研究や実現へ向けての活動をされている地域公共交通総合研究所に参加させて頂くことは光栄ですし、微力ながらお役に立ちたいと思います。
氏 名 松本 晃(まつもと あきら)
現 職 (株)日本政策投資銀行 岡山事務所長
生年月日 昭和42年9月9日
学 歴
平成3年3月 慶應義塾大学商学部卒業
職 歴
平成3年4月 北海道東北開発公庫入庫
平成11年10月 日本政策投資銀行 産業・技術部 副調査役
平成13年3月 都市開発部所属 調査役
平成15年4月 中国支店 調査役
平成17年3月 財務部 調査役
平成19年4月 同 参事役
平成19年6月 東海支店 課長
平成20年10月 株式会社日本政策投資銀行 東海支店 課長
平成21年4月 情報企画部 課長
平成25年6月 同 次長
平成26年4月 岡山事務所長