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小林 貴史

日本政策投資銀行において、銀行自体の業務企画を除けば、複数のステークホルダーとプロジェクトを構築していく前線での業務に多く携わってきました。

事業会社ではなく金融投資家の立場のため、ファイナンスのアレンジは無論として全体俯瞰や行程管理が主な役割となりますが、政府全額出資という組織的な立ち位置を活かした外部環境の整備やより深いリスクテイク(エクイティ取得)等にも注力して取り組んできました。

本題である「地域公共交通」については、地域社会に不可欠なインフラであり人口減少・高齢化が進む状況下、その重要性は一層増しています。一方、我が国の財政状況が厳しさを増すなか、規制緩和と地方分権が進み地域オリエンテッドな公民連携を前提とした地域公共交通の確立が望まれています。確かに、海外での先行事例のケーススタディも進む一方、日本においても萌芽と言える先行事例も出始めていることも確認されるものの、全体観としては、越えるべきハードルは未だなお高いと考えます。

また、近時の Covid-19(新型コロナウィルス感染症)危機にあって、直近まで携わっていた「イノベーション」や「デジタライゼーション・DX」等が近年の企業行動におけるキーワードと認識しています。自前主義を脱して他者との協働というワイガヤ且つオープンな進め方がその前提となりますが、そこで重要となるのは、関係者間で軸となる考え方(トータルなデザイン)を共有できているということです。

以上からも、「地域公共交通」の社会課題解決に取り組むに際し、斯かる軸となる方針(問題意識)が確かなものであることが不可欠であるため、「地域公共交通総合研究所」が担う役割への期待は一層高まっていると考えます。

今次、地域公共交通総合研究所のアドバイザリー・ボード委員に就任するにあたり、上述の通り金融的な全体観とプロジェクト形成の実務者視点を踏まえ、「地域公共交通総合研究所」が社会から求められるその提言等に対し、その厚みをより増すサポートや具体的なソリューション提供に移行する際の実務的なサポートにつき、微力ながらお役に立てるよう協働していきたく考えています。

小林 貴史 プロフィール

氏 名  小林 貴史(こばやし たかふみ)
現 職  (株)日本政策投資銀行 岡山事務所長

学歴
平成8年3月 早稲田大学法学部卒業

職歴
19964月 日本開発銀行(現 株式会社日本政策投資銀行)入行、新規事業部配属
19974月 関西支店
199910月 都市開発部
20014月 産業技術部(現 企業金融第2部) 副調査役
20044月 事業再生部(現 企業ファイナンス部) 調査役
20069月 北陸支店 調査役
20084月 業務企画部 調査役
20135月 関西支店 課長
20166月 法務・コンプライアンス部 課長
20176月 業務企画部イノベーション推進室 課長
20206月 岡山事務所長(現職)

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