地交研の概要( 2 )

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上田 伸
全国津々浦々に約24,000の郵便局を擁する郵政の仕事を通じ、私が肌身で感じてきたのは地方の人口減少と急速な高齢化の進展による地域社会の変貌です。 市町村合併や少子化に伴う学校統合などで地域から「役場」や「小中学校」が無くなり、それと前後して金融機関や農協までもが撤退していく中「郵便局」だけが地域住民の最後の生活の砦と...
2881 PV
中尾 正俊
我が国における公共交通機関の衰退は、昭和30~40年代に驚異的な進展を見せたモータリゼーションの発展にある。遠方のバス停また、電車の駅に行く必要もなく、いつ来るかと運行時刻を見ることもないなど、ドアーツウドアで自由に移動できる自動車は社会生活の救世主となり、一気に国民に受け入れられたことによるものである。 それを物語る...
3345 PV
服部 重敬
一般財団法人地域公共交通総合研究所の設立にあたっての所感 40年前の学生時代、大都市で路面電車が続々と廃止されるのに立ち会うことで路面公共交通のあり方に関心をもち、鉄道会社に職を得て、事業者の視点から有効な活性化策を考えてきました。しかし、現在のわが国の路面公共交通を取り巻く環境のもとでは、事業者単独の努力では、その維...
2266 PV
足達 英一郎
一般財団法人地域公共交通総合研究所の運営に参画するにあたっての所感 私は、モビリティという言葉に、「束縛からの解放」という象徴的な意味を感じます。なんら拘束を受けることなく、自由な移動ができることは、人間が人間らしく暮らしていくための重要な構成要素です。一方、世界には、自由な移動を手にしていない人々がたくさんいるという...
1889 PV
加藤 博和
一般財団法人地域公共交通総合研究所の設立にあたっての所感 地域公共交通の存在が少子高齢化や地球環境問題などの観点から重要視されつつあるにもかかわらず、その運営が危機的な状況に陥っている日本においては、立て直しのために自治体・地域住民・交通事業者が当事者意識を共有し、存在意義を問い直し、三位一体で「現場」起点で改善を進め...
3169 PV
土井 勉
一般財団法人地域公共交通総合研究所の設立にあたっての所感 交通,特に公共交通は日々の生活に欠くことができない点では水や空気と同様です。その必要性は多くの方々が理解されているのですが,その現状を経営という視点から見ると大変に厳しい状況にあります。 しかし,公共交通は自動車以上に多くの人々に外出の機会を提供し,社会的活動や...
2300 PV
三村 聡
一般財団法人地域公共交通総合研究所の設立にあたっての所感 近年、地域間格差を拡大せしめる要因のひとつに「モビリティの脆弱化によるネットワーク性の欠如」が指摘されている。経済成長期までの国土開発思想は、規模の経済性を最優先とする大規模高速移動に耐えうるインフラの早期整備に力点が置かれ、急増する都市人口やモータリゼーション...
2220 PV
家田 仁
地域公共交通総合研究所の設立にあたっての所感 地域公共交通の研究所を設立するという。それも、行政や自動車産業あるいは巨大な鉄道会社が作るというのではない。他ならぬ地方の公共交通事業の人たちが中心になってという話である。蓋し、壮挙といえよう。そういう壮挙なら、と手伝う気になった。 わが国の地方都市や人口過疎地域の公共交通...
2911 PV
千葉 喬三
地域公共交通総合研究所設立にあたっての所感 今更言うことでもありませんが、我が国は法治国家です。全ての営為は法を裏付けとし実施されますし、しなければなりません。無論、交通体系・政策も然りです。 今日、全国各地で鉄道はじめバスや旅客船等、いわゆる公共交通手段が崩壊しつつあります。国もこれを座視していた訳でなく、平成19年...
2138 PV
設立趣意
2001年、2002年の規制緩和以来、全国の地域公共交通を担っている路線バスや鉄軌道会社の70%以上が赤字経営に陥り、離島や生活航路を担う旅客船事業者の多くは船を造る企業力を失い、地域路線バス企業はバリアフリー適合車輌の新規導入はおろか存続の危機で、年々地域公共交通の路線が減少し、衰退している。 だが、苦境に立つ地域公...
6625 PV